
当院の裏側矯正の特長
当院は裏側矯正を都内有数の安い費用にて行っております。当院の平均的な裏側矯正の料金はハーフリンガル(上顎だけ裏側)で約80万円、フルリンガル(上下顎とも裏側)で約100万円です(調整管理料は別途必要。金額はもっと安くなることも、高くなることもあります)。料金について詳しくは料金表をご覧ください。
当法人では2023年1月現在で200人以上の裏側矯正の患者様を治療中です。裏側矯正は大学で研修できない難易度の高い矯正方法であり、矯正専門医院であっても毎日日常的に裏側矯正の診療を行っているところは少ないです。新藤歯科では姉妹院の矯正専門医院(オーラルデザイナー新宿デンタルクリニック)にて培った豊富な裏側矯正の経験を活かし治療を行っています。
裏側矯正とは?

歯の裏側に装置(ブラケット)を接着して、見えにくい状態で矯正治療を行う方法です。同じく審美的な矯正法にはマウスピース矯正(インビザライン)もありますが、裏側矯正は難しい矯正にも対応ができるという利点があります。
裏側矯正は大学ではほとんど教育されておらず、大学で臨床のトレーニングを受けることはできません。裏側矯正は日本の開業医を主体に進歩してきた技術なのです。
昔は裏側矯正で対応できる症例は限られているとか、仕上がりが悪いと言われていましたが、現在では表側矯正で治療できるもののほとんどは裏側矯正で治療が可能です。仕上がりに関しても、熟練した矯正歯科医が治療を行った場合は、表側矯正と比較して仕上がりにほとんど遜色はありません。
裏側矯正を行うには、表側矯正を行うよりもより高度な治療技術が必要になります。特に治療の終盤で細かいかみ合わせを調整するときには高いスキルが必要になります。
裏側矯正の料金
料金について詳しくは料金ページをご覧ください。
裏側矯正は上顎が45万円、下顎が50万円、表側矯正については上顎が25万円、下顎が30万円です。
これに検査に費用、困難加算、抜歯費用、調整管理料などが加算されます。
当院の平均的な裏側矯正の料金は、ハーフリンガル(上顎だけ裏側)で約80万円、フルリンガル(上下顎共に裏側)で約100万円です。
都内の裏側矯正の費用はハーフリンガルで100万円程度、フルリンガルで120万円程度であることが多いので、当院はかなりリーズナブルな費用にて裏側矯正を行っております。
(表側矯正の料金も併記しております)
裏側矯正の装置の説明

① ブラケット
当院では日本製の”Clippy L"を主に使用しています。Clippy-Lは大きさが非常に小さいので違和感が少ないという特徴があります。またシャッター式になっているのでいちいち針金で結ぶ必要が無く、患者様がお口を開けている時間をより少なくすることができます。
② 矯正用インプラント

小さなネジ(矯正用インプラント)を歯茎に入れて、そこから歯を引っ張るゴムをかけます。歯茎にささっているように見えますが、実際にはその下の骨の部分に打たれていて安定しています。
矯正用インプラントが出現するまでは、奥歯を加強固定するために大きな装置が必要でしたが、矯正用インプラントによって違和感は非常に低減されました。
痛みを心配される患者様もおられますが、麻酔が切れた後の痛みも軽度ですし、外科的な危険性も低く安全性の高い処置です。裏側矯正では矯正用インプラントを頻繁に使用します。
矯正用インプラントは矯正の臨床を大きく変えました。また、当法人は日本でも有数の矯正用インプラント埋入実績があります。詳しくはこちらをご覧ください(矯正用インプラント埋入本数2000本以上)。
③ 奥歯表側ワイヤー
裏側矯正でも、奥歯の表側にはしばしば装置が付きます。特に抜歯を必要とする矯正で併用することが多いです。前歯には金属色の装置はつきませんのでご安心ください。
④ バイトアップ(青いプラスチック)
裏側矯正では、上顎の前歯の裏につけた装置に下顎の前歯が咬みこみやすいので、奥歯にバイトアップと呼ばれるプラスチックを貼り付けることが多いです。
通常は3か月程度で外すことができます。青い色にしている理由は、後で削って外すときに自分本来の歯を削らないようにするためです。
裏側矯正の装置ができるまで

1) 初回無料相談、検査、前処置
初回無料相談、検査、カウンセリングの後、虫歯治療や仮歯製作など裏側矯正治療を始める前に必要な下ごしらえの治療を行います(前処置といいます)。
2) 裏側矯正の型取り
ご入金いただいた後、新宿院に在籍している裏側矯正専門の歯科技工士のもとへ歯型を送ります。1か月程度で裏側矯正の装置が出来上がります。
裏側矯正の装置を作るためには、歯型をカットしてワックス上に理想的にならべていき、”セットアップ模型”と呼ばれる模型を製作します。裏側矯正治療ではセットアップ模型が非常に重要で、細かな意見のすり合わせがしやすい院内技工士が在籍していることは非常に大きなアドバンテージになります。
装置完成を待っている約1か月の間に、抜歯が必要な場合は抜歯を行うことが多いです。
3) 装置装着
裏側矯正のブラケットを歯の正確な位置につけるために、”コア”と呼ばれる装置を作ります(写真で薄いピンク色のプラスチックの部分)。コアは、ブラケットを歯に装着後に撤去します。
その後、ブラケットに咬みこまないように先述の”バイトアップ”を行い、いよいよ裏側矯正治療のスタートです!
裏側矯正のメリット
1) 適応症の制限が少ない
審美的な矯正方法には他にマウスピース矯正(インビザライン)がありますが、インビザラインでは抜歯を伴う矯正など難易度のやや高い矯正をワイヤー矯正と同等に綺麗に仕上げることは困難です。
裏側矯正を行うには高い技術力が必要ですが、表側矯正で対応できるもののほとんどは裏側矯正で対応が可能です。
2) 装置が目立たない!

裏側矯正の患者様は、人前に出てお話をされる機会の多い成人女性の方が多いです。滑舌が悪くなるのを心配される方もおられますが、影響があるのは最初の1か月程度であることがほとんどです。
結婚式を控えている場合でも、裏側矯正の場合にはいちいち装置を外したりする必要が無くなります。
3) ホワイトニングをしながら矯正が可能!

歯の表側に装置がついていないので、矯正治療中でもオフィスホワイトニングをすることができます。ホームホワイトニングは、マウスピースが歯についている装置にぶつかってしまうのでできません。
4) 歯並びの改善がすぐに実感できます
歯の表側に装置がついていないので、歯の並びの改善がすぐに実感できます。また周りの人にも、綺麗になったことがすぐに伝わります。通常は治療を開始して半年から1年程度で前歯の並びが改善してくることが多いです。
5) 食事のときにつまったのものが目立ちにくい
表側矯正の場合には、装置にからまった食片が目立ちやすいです。裏側矯正の場合は、食片がからまった場合にも他の人から気づかれにくいという特徴があります。
6) 虫歯になりにくい!

裏側矯正は表側矯正に比べて虫歯になりにくいというデータがあります。歯の裏側は虫歯を防ぐ役割のある唾液の循環が豊富だからと言われています。
7) コンタクトスポーツを行うときにより安心!
ラグビー、ボクシングなど、コンタクトスポーツを行う場合、表側矯正の装置の場合には唇の裏側が傷つく可能性があります。裏側矯正の場合にはそうしたリスクはより少なくなります。
裏側矯正のデメリットと注意点

1) 治療できる医院が限られる
裏側矯正は大学の矯正科ではほとんど行われていません。開業医主体で発展してきた技術なので、裏側矯正をマスターするためには裏側矯正の患者様が多い開業医に勤務するか、自分で勉強するしかありません。日常的に裏側矯正の治療を行っている歯科医院は東京都心の矯正専門医院の中でも限られているので、地方で裏側矯正の豊富な経験をもった医院を探すことは難しいでしょう。
2) 料金が高くなる
裏側矯正の装置はすべて患者様ごとに作るオーダーメードの装置です。また裏側矯正を行うための技術は難易度が高いです。そのため裏側矯正の料金は表側矯正に比べて1.5~2倍程度、割高に設定されていることが多いです。
3) 時間がかかる

前歯が綺麗になるまでの時間は表側矯正とほとんど変わりませんが、裏側矯正はかみ合わせの細かい調整に高い技術が必要で、時間がかかる傾向があります。
4) 最初滑舌が悪くなるときがある
裏側矯正をはじめて最初のうちは、滑舌が悪くなるときがあります。裏側矯正の場合は口内炎が舌にできるので、最初の1か月程度は滑舌に影響が出る場合があります。通常はその後慣れてくるのであまり心配はいりません。
5) 簡単な矯正はインビザラインのほうが良い?
裏側矯正は難しい矯正にも対応ができるというメリットがありますが、簡単な矯正の場合にはより違和感の少ないマウスピース矯正(インビザライン)を使用したほうが良い場合があります。
6) 表側に装置が必要なことがある

奥歯に表側矯正と同様の装置が必要になることがあります。また、前歯にも歯と同じ色のプラスチックなどをつけることがあります。ただ、前歯にプラスチックの突起をつけることはインビザラインに比べて少ないです。
7) 奥歯の噛み合わせを上げることがある

上顎の裏に接着したブラケットに、下顎の前歯が咬みこんでしまうことがあります。そのままにしていると装置が外れてしまうので、奥歯のかみ合わせの部分にバイトアップと呼ばれるプラスチックを接着することがあります。通常は3か月程度で撤去が可能です。
8) 歯ブラシがやや大変になる
裏側矯正はワイヤーにからまった食片の除去が難しくなります。場所の特定がしづらく、また隙間も小さいので、歯ブラシがやや大変になります。
9) かみ合わせが深い方は表側矯正のほうがやりやすい

かみ合わせが深い場合は、上顎のブラケットに下あごの装置がぶつかりやすく、治療が難しくなることがあります。いろいろな工夫により治療を進めることは可能ですが、かみ合わせが深い場合には表側矯正で治療を行ったほうが治療をより確実に進めていくことができます。
10) 前歯が内側に傾きやすい
矯正歯科医を一番悩ませる問題です。抜歯を伴う矯正の場合、前歯を後ろに引いていくときに前歯が内側に倒れやすいです。特に下顎の前歯は、一度内側に倒れてしまうと修正は容易ではありません。
