裏側矯正

裏側矯正、安い、費用

当院の裏側矯正の特長

当院は裏側矯正を都内有数の安い費用にて行っております。当院の平均的な裏側矯正の料金はハーフリンガル(上顎だけ裏側)で約80万円、フルリンガル(上下顎とも裏側)で約100万円です(調整管理料は別途必要。金額はもっと安くなることも、高くなることもあります)。料金について詳しくは料金表をご覧ください。
当法人では2023年12月現在で200人以上の裏側矯正の患者様を治療中です。裏側矯正は大学で研修できない難易度の高い矯正方法であり、矯正専門医院であっても毎日日常的に裏側矯正の診療を行っているところは少ないです。新藤歯科では姉妹院の矯正専門医院(オーラルデザイナー新宿デンタルクリニック)にて培った豊富な裏側矯正の経験を活かし治療を行っています。

●骨の中の歯根を考慮した装置が作製できます!

骨内歯根

裏側矯正の装置はオーダーメードです。従来は型をとって、ワックス上に歯を並べて装置を製作する方法が一般的でした。
現在ではAIの普及によりCT画像から骨内の歯根を抽出することがクラウド上で行えるようになりました。また3Dプリンターの普及により、歯科医師が自院にて歯槽骨内の歯根の位置を細かく確認しながら装置を製造することができるようになりました。
この技術を使用して院内で装置が製作できる医院はまだ非常に少ないと思われます。

裏側矯正とは?

裏側矯正とは

歯の裏側に装置(ブラケット)を接着して、見えにくい状態で矯正治療を行う方法です。同じく審美的な矯正法にはマウスピース矯正(インビザライン)もありますが、裏側矯正は難しい矯正にも対応ができるという利点があります。
裏側矯正は大学ではほとんど教育されておらず、大学で臨床のトレーニングを受けることはできません。裏側矯正は日本の開業医を主体に進歩してきた技術なのです。
昔は裏側矯正で対応できる症例は限られているとか、仕上がりが悪いと言われていましたが、現在では表側矯正で治療できるもののほとんどは裏側矯正で治療が可能です。仕上がりに関しても、熟練した矯正歯科医が治療を行った場合は、表側矯正と比較して仕上がりにほとんど遜色はありません。
裏側矯正を行うには、表側矯正を行うよりもより高度な治療技術が必要になります。特に治療の終盤で細かいかみ合わせを調整するときには高いスキルが必要になります。

裏側矯正の料金

料金について詳しくは料金ページをご覧ください。
裏側矯正は上顎が45万円、下顎が50万円、表側矯正については上顎が25万円、下顎が30万円です。
これに検査に費用、困難加算、抜歯費用、調整管理料などが加算されます。
当院の平均的な裏側矯正の料金は、ハーフリンガル(上顎だけ裏側)で約80万円、フルリンガル(上下顎共に裏側)で約100万円です
都内の裏側矯正の費用はハーフリンガルで100万円程度、フルリンガルで120万円程度であることが多いので、当院はかなりリーズナブルな費用にて裏側矯正を行っております。

(表側矯正の料金も併記しております)

カウンセリング 初回無料 (2回目以降は3,000円)
診断検査料(矯正分) 2万円
保険分の費用 ※当院は現在保険診療を行っておりません。 ※保険診療分は別途
矯正料  
表側矯正 裏側矯正


※基本的に行ってません。

10万円

裏側矯正の部分矯正はありません

上顎 25万円
下顎 30万円

上顎 45万円
下顎 50万円

困難加算 3万円~
追加装置の費用や、難易度により加算されます
抜歯費用 1本5,000円 ※大臼歯、親知らずは1~1.5万円
歯根付きセットアップ加算
(裏側矯正の場合)
5万円
調整料 表側     平日/4,000円
       土/5,000円
  裏側     平日/6,000円
       土/7,000円

裏側矯正の装置の説明

裏側矯正 装置の説明

① ブラケット

ブラケット

当院の裏側矯正治療では主に日本製の「Clippy-L」、および「ALIAS」という世界最小レベルの装置を使用しています。
違和感は少ないほうですが、装置装着後1カ月程度は滑舌が悪くなるなどの症状が出ることがあります。徐々に慣れてきますのでご安心下さい。

② 矯正用インプラント

矯正用インプラント

小さなネジ(矯正用インプラント)を歯茎に入れて、そこから歯を引っ張るゴムをかけます。歯茎にささっているように見えますが、実際にはその下の骨の部分に打たれていて安定しています。
矯正用インプラントが出現するまでは、奥歯を加強固定するために大きな装置が必要でしたが、矯正用インプラントによって違和感は非常に低減されました。
痛みを心配される患者様もおられますが、麻酔が切れた後の痛みも軽度ですし、外科的な危険性も低く安全性の高い処置です。裏側矯正では矯正用インプラントを頻繁に使用します。
矯正用インプラントは矯正の臨床を大きく変えました。また、当法人は日本でも有数の矯正用インプラント埋入実績があります。詳しくはこちらをご覧ください(矯正用インプラント埋入本数2000本以上)。

③ 奥歯表側ワイヤー

裏側矯正でも、奥歯の表側にはしばしば装置が付きます。特に抜歯を必要とする矯正で併用することが多いです。前歯には金属色の装置はつきませんのでご安心ください。

④ バイトアップ(青いプラスチック)

裏側矯正では、上顎の前歯の裏につけた装置に下顎の前歯が咬みこみやすいので、奥歯にバイトアップと呼ばれるプラスチックを貼り付けることが多いです。
通常は3か月程度で外すことができます。青い色にしている理由は、後で削って外すときに自分本来の歯を削らないようにするためです。

裏側矯正の装置ができるまで

裏側矯正 装置の制作

1) 初診相談、検査、前処置

初回初診相談→検査→診断カウンセリングの後、必要な虫歯治療などを行います。金属の冠はプラスチックの仮歯に交換したりします。

2) 裏側矯正の型どり・スキャン

ご入金頂いた後、装置製作に入ります。
表側矯正の場合は既製品の装置を接着するだけですが、裏側矯正の場合はあらかじめ完成形の予測模型(セットアップ模型)を作製し、それをもとにオーダーメードの装置を製作していきます。
従来はワックス上で装置を製作しておりましたが、現在では歯を動かす量を1度単位、0.1mm単位で確認しながらデジタルセットアップを行っております。
最近はクラウド上でAIを用いた歯槽骨内の歯根抽出が可能となり、3Dプリンターと合わせて院内で装置製作が可能となっています(※歯槽骨内の歯根抽出にはオプション費用がかかります)。これまではブラックボックスだった歯槽骨内の歯根の位置を確認しながら装置を製作できるようになり、治療の精度が大きく向上しました(まだ対応できる医院はごく少数と思われます)。
裏側矯正ではブラケット間距離が狭く、特に前歯などはワイヤーの屈曲による調整が難しい場合が多いです。治療中にワイヤーによる調整が難しいところをあらかじめ想定し、セットアップ模型での歯の配列に反映させていくことが大切です。
当院ではこうした作業を専門資格をもつ歯科医師自身が行っており、歯科技工士による作業以上の精度で装置を製作することが可能です。

3) 装置装着

裏側矯正 装置装着 リンガルセットアップ模型

裏側矯正のブラケットを正確な位置につけるために、コアとよばれる装置をつくります(上の写真でピンク色の部分)。
歯にブラケットを接着剤で装着後、コアの部分を撤去します。
多くの場合、下の前歯などが装置にぶつかってくるので、前述のバイトアップを青いプラスチックにて行います。
そのあと、ワイヤーをセットしていよいよ裏側矯正のスタートです!

裏側矯正のメリット

1) 適応症の制限が少ない

審美的な矯正方法には他にマウスピース矯正(インビザライン)がありますが、インビザラインでは抜歯を伴う矯正など難易度のやや高い矯正をワイヤー矯正と同等に綺麗に仕上げることは困難です。
裏側矯正を行うには高い技術力が必要ですが、表側矯正で対応できるもののほとんどは裏側矯正で対応が可能です。

2) 装置が目立たない!

裏側矯正のメリット 装置が目立たない

裏側矯正の患者様は、人前に出てお話をされる機会の多い成人女性の方が多いです。滑舌が悪くなるのを心配される方もおられますが、影響があるのは最初の1か月程度であることがほとんどです。
結婚式を控えている場合でも、裏側矯正の場合にはいちいち装置を外したりする必要が無くなります。

3) ホワイトニングをしながら矯正が可能!

裏側矯正のメリット ホワイトニング

歯の表側に装置がついていないので、矯正治療中でもオフィスホワイトニングをすることができます。ホームホワイトニングは、マウスピースが歯についている装置にぶつかってしまうのでできません。

4) 歯並びの改善がすぐに実感できます

歯の表側に装置がついていないので、歯の並びの改善がすぐに実感できます。また周りの人にも、綺麗になったことがすぐに伝わります。通常は治療を開始して半年から1年程度で前歯の並びが改善してくることが多いです。

5) 食事のときにつまったのものが目立ちにくい

表側矯正の場合には、装置にからまった食片が目立ちやすいです。裏側矯正の場合は、食片がからまった場合にも他の人から気づかれにくいという特徴があります。

6) 虫歯になりにくい!

裏側矯正のメリット 虫歯になりにくい

裏側矯正は表側矯正に比べて虫歯になりにくいというデータがあります。歯の裏側は虫歯を防ぐ役割のある唾液の循環が豊富だからと言われています。

7) コンタクトスポーツを行うときにより安心!

ラグビー、ボクシングなど、コンタクトスポーツを行う場合、表側矯正の装置の場合には唇の裏側が傷つく可能性があります。裏側矯正の場合にはそうしたリスクはより少なくなります。

裏側矯正のデメリットと注意点

裏側矯正のデメリットと注意点

1) 治療できる医院が限られる

裏側矯正は大学の矯正科ではほとんど行われていません。開業医主体で発展してきた技術なので、裏側矯正をマスターするためには裏側矯正の患者様が多い開業医に勤務するか、自分で勉強するしかありません。日常的に裏側矯正の治療を行っている歯科医院は東京都心の矯正専門医院の中でも限られているので、地方で裏側矯正の豊富な経験をもった医院を探すことは難しいでしょう。

2) 料金が高くなる

裏側矯正の装置はすべて患者様ごとに作るオーダーメードの装置です。また裏側矯正を行うための技術は難易度が高いです。そのため裏側矯正の料金は表側矯正に比べて1.5~2倍程度、割高に設定されていることが多いです。

3) 時間がかかる

裏側矯正 表側矯正に比べて時間がかかる

前歯が綺麗になるまでの時間は表側矯正とほとんど変わりませんが、裏側矯正はかみ合わせの細かい調整に高い技術が必要で、時間がかかる傾向があります。

4) 最初滑舌が悪くなるときがある

裏側矯正をはじめて最初のうちは、滑舌が悪くなるときがあります。裏側矯正の場合は口内炎が舌にできるので、最初の1か月程度は滑舌に影響が出る場合があります。通常はその後慣れてくるのであまり心配はいりません。

5) 簡単な矯正はインビザラインのほうが良い?

裏側矯正は難しい矯正にも対応ができるというメリットがありますが、簡単な矯正の場合にはより違和感の少ないマウスピース矯正(インビザライン)を使用したほうが良い場合があります。

6) 表側に装置が必要なことがある

金属色の装置

奥歯に表側矯正と同様の装置が必要になることがあります。また、前歯にも歯と同じ色のプラスチックなどをつけることがあります。ただ、前歯にプラスチックの突起をつけることはインビザラインに比べて少ないです。

7) 奥歯の噛み合わせを上げることがある

噛み合わせを上げる

上顎の裏に接着したブラケットに、下顎の前歯が咬みこんでしまうことがあります。そのままにしていると装置が外れてしまうので、奥歯のかみ合わせの部分にバイトアップと呼ばれるプラスチックを接着することがあります。通常は3か月程度で撤去が可能です。

8) 歯ブラシがやや大変になる

裏側矯正はワイヤーにからまった食片の除去が難しくなります。場所の特定がしづらく、また隙間も小さいので、歯ブラシがやや大変になります。

9) かみ合わせが深い方は表側矯正のほうがやりやすい

かみ合わせが深い方は表側矯正のやりやすい

かみ合わせが深い場合は、上顎のブラケットに下あごの装置がぶつかりやすく、治療が難しくなることがあります。いろいろな工夫により治療を進めることは可能ですが、かみ合わせが深い場合には表側矯正で治療を行ったほうが治療をより確実に進めていくことができます。

10) 前歯が内側に傾きやすい

矯正歯科医を一番悩ませる問題です。抜歯を伴う矯正の場合、前歯を後ろに引いていくときに前歯が内側に倒れやすいです。特に下顎の前歯は、一度内側に倒れてしまうと修正は容易ではありません。

裏側矯正,安い,費用

●診療時間
平日:10:00~12:30 / 14:30~19:00
土曜:9:30~12:30 / 14:30~17:00
※水・日・祝祭日休診

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