レントゲン画像※下段に外科画像あります。苦手な方は閲覧避けて下さい。
上顎咬合面観
下顎咬合面観
外科時画像と装置
当院の矯正治療の得意技”親知らずの牽引”の症例です。
埋伏している親知らずの牽引には外科スキルが必要になるため、矯正専門歯科医院での対応は困難です。マウスピース矯正では対応できません。
神経をとってある歯はいずれ抜歯となる可能性が高いです。抜歯した後にインプラント治療を行うと標準的な費用として約30~50万円の費用がかかります。
またすでに削ってあって詰め物が入っている場合は数年から10年程度で再治療が必要です。接着材が剥がれてきて、隙間から歯のほうが虫歯になるからです。セラミックで再治療を行うとそのたびに標準的な費用として約5~20万円の費用がかかります。
親知らずを牽引してまっさらな歯に交換できれば、こうした将来的なコストを含めてゼロにできます!
今回は親知らず4本全て埋伏歯という少し珍しい症例です。特に下顎左右の親知らずは歯冠が内側を向いていて引っ張り出すのが難しい状態でした。通常ここまでのものは積極的に手を付けないのですが、この患者様が当院スタッフで、本人の強い希望があり治療に着手しました。
こうした治療ができることを患者様はご存じ無いことが多いです。また、歯科医師も親知らずというだけで抜歯してしまうケースが非常に多いです。上顎左右8番の牽引に失敗することは非常に稀です。下顎左右8番は、状態によりますが通常8割以上の可能性で成功します。
リスク・・・・牽引の失敗
※牽引に失敗した場合は動的治療後2年以内(保定期間内)に当院でインプラント治療を行う場合に限り当該費用(困難加算)の半額を値引きしています。
費用・・・・・今回は無料(※患者様が当院スタッフ)
※埋伏している8番の牽引は通常1カ所につき6万円の困難加算が追加されます(2024年8月現在)。
治療期間・・・約1.5年