第1回OPE時画像(外側性骨造成を行った画像)
第2回OPE時画像(サイナスリフトを行った画像)
サイナスリフト(上顎洞内骨造成)および外側性骨造成の症例です。
右上4番頬側には最初から骨がありませんでした。よくあるケースです。
この症例では人工骨だけで骨造成を行っています。
日本で認可の下りているサイトランスグラニュール(GC社)を使用しています。
2018年にサイトランスグラニュールが発売されてからは自家骨の採取を行わなくなったので、患者様も術者も大変楽になりました。
画像2名目下段の画像では人工骨とメンブレンが写っています。
このときのメンブレンはモリタのハニカムメンブレンを使用しました(現在は感染がやや起きやすいので使用していません)。
外側性骨造成(GBR)から約半年後、今度はサイナスリフト(上顎洞内の骨造成)を行いました。
人工骨はサイトランスグラニュール、メンブレンはサイトランスエラシールドを使用しました。
現在ではメンブレンの使用は少なくなっています(少ないですが感染源となる可能性があるため)。
画像1枚目下段は術後4年経過時のレントゲン写真です。
右上6番母床骨が薄いので、右上4・5番支台のカンチレバーブリッジを採用しています。
術後経過は非常に良好です。
リスク・・・・細菌感染、骨とインプラントの結合失敗
費用・・・・・サイナスリフト25万円、外側性GBR10万円
インプラント(セラミック冠込み) 34万円
治療期間・・・骨造成から補綴完了まで約1年